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20160910 パティオ・リハーサル室1

 本日はNbさんとNrさん双方お休みでトランペットは私一人。金管はトロンボーン3(全員出席!)とチューバ1の5人。さすがにさびしい。木管も少なめで、更にクラリネットが1人休団という追い打ちが。

  基礎練習。先週に続きリハーサル室1で、やはり良い感じ。最初の音階練習は実際に音程もまずまずだったと思います。人数が少ないせいか(笑)。

 1曲目はメンデルスゾーンの「吹奏楽のための小序曲」のアレグロから。少しゆっくりでスタート。最初のきざみながらのシンコペーション、先週と同じことを言われてしまいました。とりあえず刻み抜きで主音のみのシンコペーションで合わせて感じをつかむ練習。これはちょっと口づさむと感覚がつかめると思いますが、言葉にすればシンコペーションは少し前に出て、最後の伸ばしで落ち着く、ということでしょうか。

76の前はインテンポで。85から3rdクラリネット、伴奏がうたっていて良いと指揮者からお褒めの言葉あり。104から、のばす音はドミナント、105の頭がトニカ(トニック)。ここで、ドミナント=緊張,トニカ=安定の意味で使っている旨説明があり、更に機能和声にも少し触れていました。Adさんすごい。*1

 113の前のバスクラ、止まった感じにならないように。そして113から、書く楽器の色彩感が大切になってくる。ここはやっとこれまでと違う雰囲気の音楽になるので、音で違った風景をつくりましょう。(元フィラデルフィア管のローゼンフェルト氏が「我々はパートオブピクチャー」と言っていますね。まさにそのことでしょう。)ただし、元気に吹くところではない。今日の演奏なら〇。最後は遅くしない。毎回言われないようにしたいですね。220からはテンポ一定で行くので、そこまでに必要なテンポにもっていくようにしたい。

 

 続いてシューマンのピアノ協奏曲2楽章から。初っ端は感じをつかむためにTbのMさんがピアノを代弾きしてくださいました。ここの入り、けっこう自由にピアノが入ってくると思うので、ピアノに合わせての練習はとても有効と思います。Mさんに感謝。Aからのフレーズ、音を並べるだけではダメ。旋律を感じて。45からとてもわかりにくい。慣れましょう。Bからのfp、音が小さくなると止まった感じになってしまう、なんとか音が進んでいくような吹き方に。96小節目の上昇音型が2つ、そのあとの受けまでつながるように相手をよく感じて。そして3楽章に。いきなり2分音符=72となっているが、附点2分音符=72の間違い。最初は4小節でひとまとまりの4拍子とするととらえやすい。4拍目にあたるところは強、つまり大きく。次の4小節へつなげる。

 休憩をはさんで後半もシューマン。120小節目あたりはもっとはっきり。Oのあたりは、原曲では弦楽器がすごく鳴るところ。主に木管でそんな響きを出したい。原曲を聴いてイメージを掴んでほしい。Pから、リズムはみな同じなので、ズレたらおかしいと気がついて。ずれると戻れないから、慣れてほしい。

 そして3楽章が終わった後、1楽章を少しだけやって練習終了。

 少しピアノ協奏曲を感じられた。が、まだ”少し”。どうせならピアニストにプレッシャーをかけるぐらいに仕上げていきたい。

 次回の練習時に、とりあえずもう1曲をどれにしたいかみんなに聞く、ということになりました。ただし、R.シュトラウスは難しく編成も大きいのでN.G.チャイコフスキーでは「スラブ行進曲」がやれそう、ホルストはどちらも良いが、「ハマースミス」は客が抵抗を感じるかも、交響曲はやらない=「未完成」はなし。プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」はぎりぎりやれそう。といった説明がありました。ちなみに私は1番やってみたいのは「ドンファン」ですが、「ムーアサイド組曲」か「カレリア組曲」あたりが現実的か、と思っています。

(了)

​*ドミナントとトミカ。私は機能和声のことなどほとんど学んでおりませんが、トミカはトニックのことで、調べてみるとトミカという単語でもけっこう使われるようです。知らなかった。。。ちなみにトニックはトニックコードの略で主和音。つまりドミソ。一番安定した和音。と理解していましたが、ちゃんと調べてみると、トニックは主音という意味で主音が根音の和音をトニックコードというのでした。長い年月でごちゃごちゃになっていたようで恥ずかしい。

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