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20160917 パティオ・リハーサル室1

 本日はなんと一番乗り!この団体にお世話になって初めてのことでした。というわけで、何もわからない私はすぐ後に到着したTbのMyさんに手続きの要領を教えていただきました。椅子を並べたりも最初から。思えば西尾フィルでインペクを務めていたころは毎回こうだったなー。10年くらいは続いただろうか。懐かしい。

 残念ながら本日もTpは1本。Nrさんは体調不良とのこと。でも、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバと金管楽器はまずまず揃いました。

 最初はいつもの基礎練習。やはり広い部屋の方が音が混ざって聞こえる気がします。多少の音程は残響が包んでくれるというか。

 そしてハイドン・バリエーションの最初からスタート。「4小節目の前に(’)が書いてありますが、これはなし」オケ譜にはないので、アレンジで区切りを入れたようですが、確かにここで息を切る必要はなさそうです。指揮者の造りに従いましょう。もっともTpはお休みですが。

 ・Aから音楽が昇っていく、これは伴奏が大事。

 ・どのフレーズもそうだが、一つ一つのフレーズが完成していても、それがつながらなければ音楽としてはうまくない。 前後の関係がどうか考えることが大切。

バリエーションI

 ・何をしているのかわからない。拍子感がない。イントネーションの問題と思われる。

​ ・B戻ったときテンション気を付けて。気持ちは穏やかに。張りつめないで。

バリエーションII

 ・実際は速いテンポでやりたい。がしゃがしゃした感じが欲しい。

 ・Cはテンションを保って。伴奏、感じ方が遅い。ピッコロとユーフォ聴き合いましょう。

 *ユーフォ指摘にすぎ反応。素晴らしい。

バリエーションIII

 ・音が湧き出るように。

 ・D6小節目のクレシェンドは狙うのでなく、自然に。

 ・同じ音型で進行する場合、前のフレーズ感を上手く継承しよう。ex.FのHr→Ob

バリエーションIV

 ・ドルチェとあるが、所謂「甘い」とは違う。何となく”はかない”感じか。

 ・拍子が3/4でなく6/8なのは意味があるはず。まずは強弱をよりハッキリ意識してみよう。

 *おそらくその通りと思いました。

 ・山場の前はデクレシェンドでPに落ちる。大きいと旋律とぶつかってしまう。

 ・J9小節目から旋律の高い音、広がらないように(Fl)。小さく聴かせるのは音量じゃなく、硬く短く吹く。

 *返して指摘通りの吹き方に。さすが!

バリエーションV

 ・ひどい!メトロノームでまずはインテンポで吹けるようになろう。

 ・楽しい曲です。楽しく吹こう。

 *本日コンミスがお休みなのが大きいような気がしました。(前回までの合奏ではこの指摘は無かった)

バリエーションVI

 ・テンポは上げないがもっと軽くしたい。

 *返してかなり良い感じになったと思います。

ここで休憩

バリエーションVII

 ・6/8拍子。推進力をなくさない。でないとあきてしまう。

 ・Oから少し緩む。サビへ向かって緊張していく。

 ・O9小節目から緊張ばかりでは疲れる。少しは指揮も見て。

 *返してだいぶ良くなったとのお言葉。

バリエーションVIII

 ・滞りなく淡々と。ただし拍子がわからなくなるのはN.G.

Finale

 ・今のところあまり遅くするつもりはないが、コンサートの構成にもよる。

 *確かブラームス自身もテンポの設定については、「今日はそれで正しいが明日もそうだとは限らない」というような言葉を残していました。

残りの時間はシューマンのピアノ協奏曲の3楽章。

 ・弦の発音の印象。管はタンギングだが、それをタァーンでなく、ダァーンでなくせめて”ズ”で感じさせてほしい。

 *さらに弦楽器特有のアインザッツについても、お話がありました。要するに管楽器のカラッとした音の入りでなく、弦楽器のズーンと幅を持った出だしが欲しいということですね。少なくともアクセント気味にはしないほうが良さそうです。

 ・Gからは軽くはっきり。3拍目の出だし、飲み込む感じ。

 *何度か返して、少し雰囲気がつかめたような。

 ・Eから拍との絡みがややこしいが、シューマンの意図があるはず。

*池辺晋一郎先生著「シューマンの音符たち」のピアノ協奏曲の項に、「3拍子に組み込まれた2拍子。シューマンの得意技「拍節マジック」がここにも!いやぁ、面白いです。」とあります。

​選曲について。そろそろ決めたいと思うがもう少し考える。ということになりました。(了)

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