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​ほぼ満席

ザ・トランペットコンサート
結成30周年記念コンサートツアー2017

2017年5月4日(木)14:00開演 蒲郡市民会館

<1部>

プレトリウス/テレプシコーレ舞曲集より

チャイコフスキー/バレエ音楽「白鳥の湖」より

ベートーヴェン/ピアノソナタ第8番「悲愴」より第2楽章
リード/アルメニアンダンスPart.1

<2部>

ザトラのアンダーソンより

・ブルータンゴ

・タイプライター

・トランペット吹きの子守唄

究極!?のメドレー

トランペット・スタディ​

​ 10人のトランペット奏者によるアンサンブルで、創立はなんと1987年。確かに手元には2枚ほどCDがあり、今回のメンバーの大半がクレジットされていました。こだわりは「トランペット」だけで演奏する、というところ。同族楽器のみのアンサンブルは規模が大きくなると、たいてい打楽器とか、鍵盤楽器などが添えられて、より変化をつける編成の曲も含めると思いますが、このグループはとにかくトランペットと名の付く楽器のみの編成で首尾一貫。確かに珍しいと思いますが、私は全面的に賛同です。

 このコンサートのことは全く知らなかったのですが、トランペットの先輩T先生にお誘いいただき、一緒に聞くことができました。ちょっと宣伝が足りなかったのでは、と思ったらほぼ満席。先日の菊本先生のリサイタルといい、けっこうみなさん聞いてますね。喜ばしいことだと思います。やはりいい音楽に直接触れるのは刺激になります。

 前半はクラシカルな曲を中心として、全体的に端正な演奏でした。もちろん1本1本がうまいので、演奏自体は素晴らしいのですが、ピッコロtpからバスtpまで揃えているとはいえ、やはりちょっと飽きを感じました。まあこれは私だけかな。

 後半はエンタテイメント性が濃くなって、選曲だけでなく、ステージパフォーマンスそのものが楽しめるようになっていました。途中の楽器紹介も、一般の人がしらけない様にしながらも、楽器経験者にも興味の持てる仕上がりでした。実に面白かった。それ以外にもいろいろな仕掛けがあり、目指すはムノツィル・ブラスかゴマラン・ブラスという感じ。最後のトランペット・スタディでは、もう少し音が重なるとムノツィルという感じでした。(あれよりは理性が残っています・笑)。

 アンコールを2曲やって、最後は客席の通路を通って退場。そのままサイン会に突入。でしたが、私はこのあと予定があったので、今回はサインをもらえませんでした。

 ご一緒してくださったトランペットの名手T先生曰く、「やはりいいものを聴くと刺激になる」。確かにその通り!

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